こんにちは、ゴヨウです。
WEB制作の仕事を普段しているのですが、WEBスクールで講師もやっています。
先日、小学4年生の男子にプログラムを教える授業を行いました。
これまで、20時間ほど授業を行いましたが、最初はローマ字入力を覚えるところからスタートでした。
暗号解読表として、ローマ字の五十音表を作って、暗号解読してもらったり、暗号を作成してもらったりしながら、飽きないように気をつけつつ授業を進めていきました。
Scratchプログラミングとは
小学生向けのプログラミング教材は、今では色々なものが提供されていますが、その中でも特に有名なものの一つに、「Scratch(スクラッチ)」があります。
スクラッチは、ブロックを組み合わせてプログラムを作成していく、ビジュアルプログラミングです。
複雑な命令や言語で記述する必要がなく、視覚的にブロックを繋げていくだけで、かなり本格的なプログラムを組むことができます。
スクラッチでは、アニメーション作品やゲームなど、様々なコンテンツを作ることができ、実際にネットに公開して、世界中の人に遊んでもらうこともできます。
もちろん、大人でもプログラミングの仕組みを基礎から学ぶことができるので、プログラムの仕組みを勉強したい方は、一度触ってみるといいかもしれません。
Scratchでのプログラミング
スクラッチは、ブラウザ上で動作するFlash Playerが必要ですが、ほとんどのパソコンで動作します。
特別なソフトウェアやアプリ、ツールが必要ないので、簡単に始めることができます。
ステージと呼ばれる背景画面を作成して、スプライトと呼ばれるキャラクターを表示させます。
キャラクターにスクリプトと呼ばれるプログラムを組んでいきます。
例えば、背景に地面を描き、画面の中央にキャラクターを配置します。
そのキャラクターに、以下の動きをつけます。
1. プログラムがスタートしたら、画面中央に配置し、大きさを半分にする
2. 画面下に落下していき、地面に触れたら止まる
組み込むプログラムは、こんな感じになります。
小学4年生が作ったゲーム
基本的に授業は、生徒の主体性と楽しみながら行うこと、飽きないようにすることを重点に置いていたので、完成した作品はゲームとしては充分ではありませんが、こういうクリエイティブな勉強は、とにかく完成させること、この成功体験の積み重ねが重要です。
実際に公開した作品がありますので、ご紹介だけしておきます。
https://scratch.mit.edu/projects/259023723/#player
一番嬉しいと思ったことは、ゲーム好きな子なのですが、今はただゲームをするだけでなく、どうやって作っているのだろうと、中身に興味を持つようになってくれました。
スクラッチで公開されている作品は、スクリプトの中身を開いて見ることができます。
他の人が、どのように作っているかを確認することが出来るので、無数に教材があると言えます。
一つゲームを完成させたことで、次のゲームはこんなものが作りたいというアイディアも出てきたようで、さらにプログラミングの勉強を続ける意欲に溢れているので、教えている私自身も彼の成長が楽しみです。