ゴヨラジをお聴きの皆さん、こんにちは、こんばんは、ホシノ伍曜です。
今回は久しぶりに大喜利の話をしようと思います。
毎回この話題を取り上げると視聴率が上がる人気企画!!
「大喜利で面白い回答を捻り出す方法」
について、今回は超実践編ということで、実際にTwitterに投稿されたお題に私が回答してそこそこいいねをもらった回答を事例に、どのような思考で回答を捻り出したかをご紹介していきたいと思います。
それでは、本日もゴヨラジ、スターティン!!(りんごちゃん最近観ないね)
実際に回答した大喜利のお題
さて、本日私がご紹介するのは、公式アカウントと見間違うようなギリギリアウトのような「【大喜利】IPPONグランプリ(@T_IPPONGP)」さんから出題されたお題です。
【問題】
写真で一言。 pic.twitter.com/71pqdedpIU
— 【大喜利】IPPONグランプリ (@T_IPPONGP) May 4, 2023
いわゆる「写真で一言」のお題です。
この手のお題は、お題から外れずにいかに発想を飛ばせられるかが勝負になります。
このお題は、漫画「北斗の拳」のワンシーンで、長兄ラオウと次兄トキの対決で、死期が迫っているトキの攻撃が全く効かないことにラオウが涙するという名シーンですが、セリフを書き換えてあり、それに一言返すというテーマになっています。
次項では、実際に私が回答したものを例題にして、どのような思考で回答を捻り出したのかを解説していきたいと思います。
上記お題に私が回答した内容
今回、私がこのお題に回答したものがこちらになります。
ずっと手を上げているのにタクシーが… pic.twitter.com/IaCMcWOAbx
— ホシノ伍曜🍥日本一ゆるい大喜利(仮) (@h_goyou) May 4, 2023
このお題は、「北斗の拳」の名シーンを取り上げているので、そのストーリーを知っていると回答の幅も広がるのですが、全然知らなくても面白い回答は可能です。
ポイントとしては、
- コワモテの男が涙している
- 何かがとまらない
この2点に尽きます。
特に考えなければいけないポイントは、「何が止まらないのか」「なぜ止まらないのか」という背景を明確にすることです。
次項では、この回答を導き出すためにどのような思考をしたのか解説していきたいと思います。
回答を導き出すための思考
それではここから【超実践編】です。
まず、セリフとして「と、とまらぬ! とまらぬのだ!!」と言っています。
ここで思考を広げるために気をつけておくことは、「セリフがひらがなであること」です。
「とまる」という動詞を漢字に置き換えると、「止まる」「停まる」「泊まる」「留まる」となります。
これをスタート地点として、次に「何がとまらないのか」を考えていきます。
- 涙
- 鼻水
- 汗
- バス
- タクシー
- 電車
- 通行人
- 宿泊客
パッと書き出すだけでも色々出てきますね。
さらにシチュエーションも考えると、
- この指止まれ
- トンボを捕まえる
- マッチ売り・ティッシュ配り
なんていうのも考えられますね。
私の回答では、ここで出てきた「タクシー」に着目しました。
タクシーが止まってくれないシーンを想像してみると、手を挙げているのに全然止まってくれないというシーンが浮かびました。
ここで、「ラオウ」「手を挙げる」というキーワードで、ある名シーンが思い浮かびました。
それが今回の回答に使った画像のシーンです。
ラオウが天に帰る名シーンで、「我が生涯に一片の悔いなし」というセリフが有名になっています。
このシーン自体は大喜利で何度も擦られているものですが、今回の回答で使えそうな感じですよね?
これでシチュエーションのイメージが出来上がりました。
ストーリーはこんな感じです。
- ラオウが手を挙げてタクシーを止めようとしている
- しかし、なぜかタクシーが全然止まってくれない
- ずっと手を挙げているのに、全然止まってくれない
- そこに知った顔の友人が現れる
- ホッとして涙を流し、このセリフ
もうコワモテのラオウがこんなだったらと想像だけで笑ってしまいますよね?
最後の準備です。
最後はこのストーリーを長々と書くのではなく、ストーリーを想像させるように一部分を切り取って簡潔に回答へと落とし込みます。
回答に使った画像であれば、手を挙げてタクシーを止めようとしているシーンを切り取った方が明快で分かりやすいと思います。
上記のストーリーの流れで言うと、1番と3番を切り取っています。
最初の方では、「なぜ止まってくれないのか」と挙げましたが、今回の場合は「なぜ」の部分はボカしておき、読み手に想像させた方が面白いかなと思います。
むしろ、「なぜだから分からないけど止まってくれない!」ぐらいの方が面白いです。
まとめ
というわけで、タクシーを止めようとしていたけど全然止まってくれないラオウというストーリーで回答を捻り出しました。
明石家さんま師匠の言う「緊張と緩和」で考えると、「コワモテのラオウ=緊張」「タクシーが止まらず涙=緩和」ということでしょうか?
大喜利の回答は、「共感」と「発想」だと思っています。
シチュエーションやストーリーをイメージすると回答を組み立てやすいと思うので、色々とイメージを膨らませてみてください。
なんて色々と講釈を垂れてきましたが、実際には回答を導き出すまでの所要時間は数十秒です。
その間に浮かばない時は大体スベります。
この数十秒の間に、思いついたことを整理して文章にまとめるとこんな感じになりました。
賞レースなどを狙うのなら、瞬間の発想を大事にしつつ、今回の解説のように丁寧に書き出してシチュエーションやストーリーを整理しながら考えてみると良いかもしれません。
さてそろそろ、本日のゴヨラジもお別れの時間となりました。
お相手は、ホシノ伍曜でした。
またねぇ〜!!