2023年10月6日(金)
勇者ヒンメルの死後…何年経ったかは知らんけども、この日にアニメ版「葬送のフリーレン」がスタートしました。
初回は、異例となる金曜ロードショーでの4話連続放送となり、大きな話題となりました。
現在、11月3日(金)時点で、第9話まで放送されており、2023年・秋アニメの覇権と言われるほど人気となっています。
単行本は、現在11巻まで刊行されていますが、アニメ第9話は単行本の第3巻の冒頭あたりまで進んでいるところです。
そこで今回は、「葬送のフリーレン」という作品を紹介しつつ、最強魔法使いランキングベスト10と称して、私ホシノ伍曜の個人的な主観によるランキングを紹介していきます。
紹介していく前に2点だけ注意点です。
アニメ作品から観始めた人にとっては、ネタバレになるので、それでも構わないという方のみ、先へ進んでください。
また、紹介するランキングは個人の主観によるのもなので、異論は認めますが、批判や反論は不要です。
それではまずは、「葬送のフリーレン」とは、どういう作品なのか簡単に紹介していきます。
「葬送のフリーレン」ってどんな作品?
80年前に、勇者ヒンメルのパーティーとして参加したエルフの魔法使いフリーレンが、勇者ヒンメル、戦士アイゼン、僧侶ハイターと共に魔王を討伐し、王都に凱旋。
それから50年後、再びパーティーが集まり、50年に1度現れる「半世紀(エーラ)彗星」を観るために旅を再開。
その後、勇者ヒンメルは天寿を全うするが、人間の寿命が自分よりはるかに短いことを知っていたはずなのに、ヒンメルのことを何も知らなかったことを悔やむ。
フリーレンは、また一人で魔法集めの旅に出るが、ハイターの元で魔導書の解析を頼まれ、その間、ハイターに育てられた孤児のフェルンに魔法を教え込む。
僧侶ハイターの遺志を継ぎ、フェルンを連れて旅に出る。
戦士アイゼンの元を訪れた際には、弟子の戦士シュタルクをパーティーの前衛として迎え入れる。
アイゼンとハイターの導きで、大魔法使いフランメの手記を手に入れ、勇者ヒンメルと対話を果たすために、魂の眠る地(オレオール)を目指すことになる。
最強魔法使いランキング
いろんなところで、同じようなランキング紹介をしていますが、ここでは魔法使いに限定して、個人的な主観によるランキングを紹介していきます。
当然賛否はあると思いますが、これを見た皆さんがそれぞれのランキングを思い浮かべてください。
10人いれば、10通りのランキングが生まれるものなので、「ああ、そんな考えもあるんだ…」って感じで見てくださいね。
今回は、単行本刊行されている11巻までの登場人物に限定したものなので、今後登場するキャラによってはランキングに変動があると思います。
魔法使いの資質として、以下の項目を基準に検討してみました。
- 魔力の絶対量(制限してない状態)
- 魔力のコントロール力(発現速度含む)
- 沈着冷静さ(RPGの定番設定)
- 魔力感知能力(これが弱いと死に直結)
第10位「ゼンゼ・レルネン」
ゼンゼ、レルネン、いずれも一級魔法使いであり、大魔法使いゼーリエの弟子でもある。
どちらか一人に絞り込みたかったけど、絞りきれませんでした。
ゼンゼは、自分の髪の毛を操り攻防一体の強力な戦闘力を誇る。
レルネンは、ゼーリエが開いた大陸魔法協会が認める一級魔法使いの第一号となっており、一級魔法使い一次試験の際に、フリーレンの魔力制限の揺らぎを見抜いた二人目の存在(一人目は魔王)。
レルネンの方が、エピソード多めだけど、老魔法使いであるためほんの少しだけマイナス。
ゼンゼは、後述するユーベルとの相性は最悪だが、それ以外の弱点は見当たらない。
個人的には、ゼーリエの側近という時点で実力は相当なものと考えるので、この二人を第10位としました。
第9位「ユーベル」
一級魔法使いの試験に参加したメンバーの一人。
「大体なんでも切る魔法(レイルザイデン)」を得意とし、布や髪の毛を魔力で操るタイプとは抜群に相性が良い。
また、共感することで相手の得意な魔法を使えるようになるという、ある意味チート能力を持ち合わせている。
道中、武道僧(モンク)のエルフ、クラフトに「人殺しの目をしている」と本質的なところを見抜かれている。
戦闘においてもかなり冷静に戦況を見極めているが、魔法の扱いについては感覚派のようである。
ゼーリエとの面談でもほとんど話しておらず、どんな人物なのかはあまり多く語られていないところが不気味。
得意魔法の特徴から、相性の良し悪しがはっきり出てしまうかもしれないが、冷静さとイメージ力については、相当な実力者であると想像させてくれる。
今後の展開でどうなるか分からないが、ひとまず第9位としました。
第8位「クヴァール」
その実力は、七崩賢に匹敵すると言われ「腐敗の賢老クヴァール」と一目置かれる存在。
ヒンメル率いる勇者パーティーでも討伐できないとしてやむを得ず封印するしかなかったほどの実力者。
最も多くの人間の命を奪った魔法として記録されている「人を殺す魔法(ゾルトラーク)」を生み出した。
80年間封印されている間に、人間によってゾルトラークは徹底的に解析され、一般攻撃魔法と呼ばれるほど対策がなされていたが、封印を解かれた際に放たれたフェルンのゾルトラークの特徴と弱点を瞬時に見抜いた。
作品の物語前半で早々と討伐されてしまったため、評価は低めに見られがちだが、魔族の中でも魔力と魔法を扱う才能はトップクラスだと想像できる。
もっと上の評価をしても良いけど、第8位までとしました。
第7位「デンケン」
一国を動かせるほどの権力を身につけた宮廷魔法使い。
幼少の頃から、七崩賢の一人「黄金郷のマハト」に魔法を教わるも、マハトを含めて魔族に対して強い憎しみを抱えていた。
一級魔法使い試験でも、狡猾で老獪な立ち振る舞いを見せ、試験突破を果たす。
一級魔法使い合格の特典として、ゼーリエから「呪いを跳ね返す魔法(ミステイルジーラ)」を授かった。
これは、対マハトを想定したものであり、デンケンの人生をかけた大きな目標は、マハト討伐である。
デンケンの実力は、相当レベルの高いものではあるものの、マハト討伐に特化したところがあるので、他の一級魔法使いと比べた時にどうなのかは分からないが、それでもかなり上位にランキングされるかなと思い、第7位としました。
第6位「フェルン」
勇者一行の僧侶ハイターによって命を救われ、フリーレンによって魔法の教育を受けた魔法使い。
最年少で三級魔法使いに合格し、一級魔法使いの試験も最年少で合格した。
魔法の技術や魔力のコントロールはまだまだ不安定だが、魔法を放つスピードは既にフリーレンよりも速いと、フリーレン自身が白旗を上げるほど。
成長過程の途中であるため、大魔族と戦えるまでにはあと半世紀はかかるとフリーレンに見積もられているが、
「あの子はゼーリエの想像を超えるよ。人間の時代がやってきたんだ。」
と言わしめるほどの可能性を秘めている。
多分、単行本11巻までの時点で、フランメを除くと人類最強の魔法使いになる可能性があるけど、現時点で最強かどうかは賛否が分かれるところ。
ただ個人的には、現時点でフェルンより強い人間の魔法使いは、デンケンやレルネンのような老魔法使いくらいかなと思われるので、将来性も込みで第6位としました。
第5位「マハト」
七崩賢の一人、「黄金郷のマハト」と呼ばれ、七崩賢の中で最強と言われている。
城塞都市ヴァイゼを街ごと黄金に変えてしまい、人類によって強力な結界の中に閉じ込められてしまう。
争いを嫌い、人類との共存を求めるが「悪意」や「罪悪感」を知らぬため、無用な殺戮を繰り返している。
魔王が討伐された後、人類にとって最も危険な存在として、大魔法使いゼーリエがマハトの討伐に現れるが、弟子たちによって結界内に閉じ込めることを提案され、ゼーリエは手を引いた。
魔法はジャンケンと同じと考えられており、相性の良し悪しがあるため、七崩賢の中では最強と言われるマハトも同じ七崩賢の「奇跡のグラオザーム」とは相性が最悪だと述べられています。
また、フリーレンvsソリテールの中で、フリーレンによってソリテールとマハトの実力はほぼ互角であるとも語られています。
とは言え、デンケンによって相打ちに持ち込まれたことから、個人的には評価としてソリテールよりも少し下げ、第5位としました。
第4位「ソリテール」
七崩賢のように大陸中に名を馳せるような魔族ではなく、無名の大魔族であった。
なぜ無名なのかは、出会った人を全て生かしてこなかったからに他ならない。
その実力は、七崩賢にも匹敵すると考えられている。(無名なのに?)
人間と対話することを好み、研究対象として人間をモノ扱いしている。
フリーレンとの戦闘では終始圧倒していたが、黄金郷を復活させ、元に戻ったフェルンの超長距離ゾルトラークによって倒された。
魔力量はフリーレンと互角のようだが、魔法の精度はフリーレンを凌駕していた。
このことから、フリーレンよりも実力は上の評価が多いが、戦いながら黄金郷の解析をしていたフリーレンの狡猾さを評価しているので、第4位としました。
第3位「フランメ」
人類魔法の開祖と言われている、古の大魔法使い。
1000年前に、フリーレンを弟子として育て、「花畑を出す魔法」を教える。
1000年後の現在でも破ることができない結界を作り出すほど圧倒的な実力を持ち、1000年前から今のフリーレンが犯した過ちへの助言を用意していたほどの魔力と先を見通す力があった。
フランメの死後から1000年以上経った現在でも伝説級の魔力を発揮していることから、物語の進行時点(単行本11巻現在)でも人類最強の大魔法使いだと考えられる。
幼少のフリーレンを助けた時に、少しだけ戦闘シーンが回想されているが、そんなにぶっ放さなくてもいいだろうっていう火力で魔族を退けている。
多分、相当手加減した上での火力がその威力だと考えると、やはり人類最強と思えるので、第3位としました。
第2位「フリーレン」
この物語の主人公であり、1000年以上生きてきたエルフの魔法使い。
魔族を最も多く葬ってきたとされることから、作品タイトルでもある「葬送のフリーレン」との異名を持つ。
単行本11巻の時点で、まだ実力の全てを見せていない。
最もその実力の一端を見せた瞬間は、一級魔法使い二次試験の複製フリーレンがフェルンに放った、魔力を探知できない攻撃。
無名の魔族ソリテールを相手に魔力制限を解放した対決。
ソリテール戦では、フェルンの超長距離ゾルトラークのおかげで勝てたため、ソリテールの方が評価が高いけど、個人的にはフリーレン自身で打開できたのではないかと思っている。
本当の実力が、底がまだ見えていない状態で、とてつもない実力を発揮しているので、第2位としました。
第1位「ゼーリエ」
全能の女神に最も近いと言われているエルフの大魔法使い。
フリーレンの師匠であるフランメの師匠。
人類の魔法のほぼ全てを掌握している生ける魔導書とも称される。
現在は、大陸魔法協会を立ち上げて、優秀な魔法使いを集めている。
1000年以上前にフランメの師匠であったことから、魔法使いとしてのキャリアは最も長い。
七崩賢の一人、黄金郷のマハトと一戦交えたが、子供扱いするような実力を見せた。
魔王を討伐した後の平和な世界を望まなかったが、おそらく本気を出せば単身で魔王討伐できるくらいの実力はあると想像できる。
フリーレンがフェルンに言ったように、キャリアの差がそのまま魔法使いの実力になるようなので、現時点ではこのゼーリエが最も魔法使いとしてのキャリアが長いため、第1位としました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
魔法使いだけに限定したので、選出と順位づけが難しかったですが、皆さんの考えるランキングはどうなりますか?
こういうものを考えるだけで、作品の理解も深まるし、単純に楽しいですよね?
物語が進むとランキングも変わってくると思います。
好き嫌いもあったりするので、皆さんそれぞれのランキングを考えてみると面白いですよ。
- 大魔法使いゼーリエ
- 葬送のフリーレン
- 人類魔法の開祖フランメ
- 無名の大魔族ソリテール
- 七崩賢・黄金郷のマハト
- 一級魔法使いフェルン
- 宮廷魔法使いデンケン
- 腐敗の賢老クヴァール
- 一級魔法使いユーベル
- 一級魔法使いゼンゼ・一級魔法使いレルネン