こんにちは、ゴヨウです。
前回は、9月6日未明に発生した胆振東部地震の発生当時の様子を振り返ってみました。
今回は、震災後を振り返ってみたいと思います。
地震発生から夜が明けた後
近所のコンビニを何件か回り、目の前で起きていることに困惑しつつ自宅に戻ったところで気づきました。
・車でUSB充電ができる
・ガソリンの残量が1/3を切っている
・カーナビでテレビのニュースが観られる
停電の復旧がいつになるか分からない状態で、車はある意味重要なアイテムであることを理解しました。
さて、そうなると1/3を切っているガソリンを補給しないといけない。
そして、ガソリンの無駄遣いは控えないといけない。
ちょうど、近所の人とお話を色々していて、乾電池を融通してくれたり、自転車を貸してくれたりしていただいたので、自転車をお借りして、周辺の状況を色々と見て回りました。
自転車で走っていても、交差点は信号が消えているため、自動車の往来に注意しながら渡らなければなりませんでした。
この時、信号の止まっている交差点のうち、交通量の多い大きな交差点では警察が交通整理をしていましたが、それ以外の交差点は交通整理も無く、それぞれが注意しながら往来していました。
お互いに譲り合いながら、歩行者にも注意しながら規律を持って往来している自動車に、やはり日本人の遵法精神は素晴らしいなと感動していました。
コンビニにはもう商品が無い状態でしたが、これからオープンするのであろう、ドラッグストアやホームセンター、大型スーパーは、ものすごい行列となっていました。
こんな状況が長期化していたら、とても耐えられないと思いました。
ガソリンスタンドも探していましたが、停電のた給油の機械が動かないため、軒並み営業見合せとなっていました。
後で知ったことですが、このような災害が発生した場合にも給油を可能とする設備を持った「災害対応型給油所」というものがあるそうです。
ガソリンスタンドを5,6箇所見て回りましたが、1箇所だけ営業していました。
しかし、そこにはものすごい数の車の行列が出来ていました。
数時間後には、少しは行列も解消しているだろうと思い、いったん自宅に戻って一休みしたあと、もう一度、車の行列を見て来ましたが、その後も行列が減ることはありませんでした。
仕方なく、車を動かし行列に並ぶことにしました。
そのとき、つくづく自分はバカだなと思ったのは、行列に並びながらスマホを充電すればよかったのに、何も準備せずに家を出てしまったことです。
行列に並びながら、カーナビから流れてくるテレビの報道を観て、厚真町の土砂崩れなど、かなり大きな被害が出ていることを知りました。
行列に並ぶこと2時間近く、ようやく給油することが出来ましたが、当然のことながら数量制限が設けられていました。
ここの給油所は、2,000円分、現金のみの対応でした。
私は軽自動車だったので、それでもほぼ満タンまで給油できました。
周辺の被害状況
自転車で近所周辺を走ってみましたが、コンビニは前述のとおり商品がほぼ品切れ、スーパーやドラッグストアなどもレジが使えないため、営業を見合わせていたり、時間を制限してオープンしていたりでした。
ガソリンスタンドも災害対応型の給油所のみ、数量制限して営業していました。
道路は、信号機が停電のため全てストップしており、交通マヒの状態です。
そして、札幌市東区は地下鉄東豊線沿線の道路が、数kmに渡って断片的に液状化現象が発生し、陥没していました。
部分的にコーンで仕切られていたり、通行止めになっており、地下鉄沿線に限定されているような感じだったので、翌日以降も地下鉄再開は難しいのかな?
と漠然と考えていました。
自宅に戻り、ラジオの情報に耳を傾けていると、交通機関の運休状況や災害の程度、断水の地域、営業しているガソリンスタンドの情報などが流れており、リスナーも情報が無く、この災害をどう乗り切るかということに奔走しているようでした。
ラジオでは、翌日の交通事情が伝えられており、JRも地下鉄も明日は全面運休、ただし徐々に停電が復旧しつつあるため、運転に支障にない電源の確保、試験運行で支障が無ければ再開するとのことでした。
翌日も基本的に交通機関がストップ、停電も解消していないことで仕事は自宅待機との判断になりました。
この続きは、次の記事でお話したいと思います。