ゴヨウです。
先日、シュタインズ・ゲート ゼロが最終回を迎えました。
ひとまず最後まで視聴して、個人的には大変満足でした。
ゲームをプレイした方にとっては、どうだったのでしょうか?
私の場合は、
・iPhone版シュタインズ・ゲート
・アニメ版シュタインズ・ゲート
・劇場版シュタインズ・ゲート
・ラノベ版シュタインズ・ゲート(タイトル失念)
・ドラマCD
をこれまで視聴していました。
他にもスピンオフ作品は多数(それぞれ少しずつ違う世界線の物語)ありますが、全てを視聴するには途方もない時間を費やす必要があります。
舞台版なんかは、それこそ何百回タイムリープしないと見に行けません。
色々な方がすでに感想や伏線回収などについて、色々語っていらっしゃるので、詳細はそちらに譲ります。
ここでは、私が個人的に気になったところにフォーカスして、別の世界線に飛んでみたいと思います。
(要は話が脱線するということです。)
以下より一部ネタバレになりそうなので、読み進める場合はご注意下さい。
今作品で、比屋定真帆という牧瀬紅莉栖の先輩が登場します。
この世界線は、牧瀬紅莉栖を救えなかった世界であり、彼女の思考・記憶は、アマデウスというAIによって再生されていました。
比屋定さんは、紅莉栖のことを天才と認めて、自分のことを天才に嫉妬するサリエリと揶揄しています。
この設定は、映画「アマデウス」をモチーフにしていることは、映画を観たことのある人であればすぐに気づいたと思います。
映画「アマデウス」では、アントニオ・サリエリの独白という形で回想しながら物語が進んでいきます。
サリエリは宮廷音楽家としてそれなりの地位を築いていたが、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが現れ人生が一変してしまう。
自由奔放で品の無いモーツァルトだったが、サリエリだけが彼の天才に気づいてしまい、そこから嫉妬に燃えるサリエリの悲劇が始まるのでした。
これは、当時サリエリが宮廷楽長として君臨していたことにから、彼に対する嫉妬から生まれた根拠の無いスキャンダルとして、
「サリエリがモーツァルトの作品を盗作した」
「サリエリがモーツァルトを毒殺した」
などと風評が流れたという史実を元にしたフィクションですが、アカデミー賞を8部門受賞した名作のひとつで、私の好きな映画作品のひとつになっています。
サリエリは、教育者としても優れていて、ベートーベン、シューベルト、リストなどを育てたと言われています。
また、モーツァルトとも親交があったようで、モーツァルト作曲のミサ曲を演奏もしていたようです。
最近では、サリエリが再評価されている一方で、モーツァルトの作品には過大評価というレッテルがつきまとっています。
モーツァルトの作品には思想が無いとか、酷評しているところもあったりします。
個人的には、名作の定義ってどれだけたくさん耳にしているか、だけと感じているので、私の中で一番の名曲はドヴォルザークの「新世界より」になります。
父が持っていたCDで、何度も何度も繰り返し聞いていました。
典型的な交響曲なので、第1楽章から第4楽章までハッキリしていて、聴きやすいメロディです。
第1楽章、第2楽章が特に有名で、1〜3楽章までが第4楽章で回想されていくので、第4楽章だけ聴いても聴きごたえあると思います。
話を少し前にタイムリープして戻します。
比屋定さんは、紅莉栖のことを天才と認めて、自分のことを天才に嫉妬するサリエリと揶揄しています。
最終回では、ロシアへのタイムマシン情報流出を防ぎ、タイムマシン破壊を回避する為に、アマデウスを無かったことにする選択に迫られます。
全ての問題を解決する方法は、その一択しか無く、逡巡しながらも比屋定さんはアマデウスに命令し、アマデウスは消去されてしまいます。
この時、アマデウスを死に追いやったサリエリのごとく、罪の意識に苛まれたかもしれませんね。
しかし、世界線の変動でそのことすら無かったことになってしまうのですが・・・。
その結果、比屋定さんと岡部たちラボメンは、別の形で知り合うことになり、未来でタイムマシン開発に力を貸してくれることになります。
アマデウスを無かったことにし、タイムマシンを無事に送り出すことができました。
正確には、タイムマシンが無事に過去へ飛んだことを目視で確認したということです。
作中では、シュレディンガーの箱が開いたと言っています。
鈴羽とまゆりを乗せたタイムマシンは、燃料が底をつき、BC.18000へと飛ばされてしまいます。
未来の岡部は、その鈴羽とまゆりを救出する為に、タイムマシン試作機とカーブラックホールトレーサーによって旅立ちます。
BC.18000へと飛ばされた二人を助けに来た岡部倫太郎・・・かっこよすぎます。
物語はそこで終結します。
もうね、物語としてはだいぶ端折られていると思いますが、私は全話中最低でも3回は泣きましたよ。
この物語はその後、前作の最終回(オリジナル版)へと繋がっていきます。
そして、オリジナル版の最終回は、劇場版へと繋がっていきます。
前作再放送版で世界線が改変され、ゼロへと繋がっていきました。
逆に、前作の世界線改変が、紅莉栖を救い、まゆりを諦めるα世界線、ディストピアに向かう世界線が選択されたとしたら・・・。
無数の世界線があるという想定科学ADVなので、ある意味何でもありの物語です。
ドラマCDには、岡部が300人委員会のメンバーになったものもあるくらいなので・・・。
話が散らかっていますが、最後まで読んで時間を無駄にしたと思っても、この世界線には電話レンジ(仮)は無いのです。
何せ書いた本人が書く前に戻りたいと思ってるのですから・・・。